特集「創発する多脚ロボットの歩容」・展望記事

「ロコモーション・パターン創発研究の現状と今後の展望」

日本ロボット学会誌, 第41巻3号, pp.217-222, 2023

要旨 「歩容(gait)とは本来は時空間パターンを意味するので,歩容創発においてはリズム(時間パターン)と脚間位相差(空間パターン) 両者の自律生成・遷移を同時に扱うべきである. そもそもロコモーション・パターン創発で,時間と空間を分けることに意味は無い.運動のダイナミクスは脚負荷に顕著に現れるので, 環境との相互作用を議論するならば脚負荷(接触力)をしっかり見るべきである.」

三言 「ネコ研究の歴史は 素晴らしい,そして,面白い.ロボティクスが,ロコモーション原理の解明を通して生物学に貢献することで, サイエンスの一翼を担って欲しい.若い研究者の今後の活躍に期待します.」


・記事内で引用した研究の動画と文献


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  • おまけの動画:参考文献[17]